看護学生

看護学生

西本 真彩

富山県立大学

看護学科

2年(R3)

西本 真彩

看護師を目指したきっかけは何ですか?

テレビで、東日本大震災の被災地で救助・看護活動を行っている場面を見たことがきっかけです。震災当時まだ小学生だったのですが、富山にいる自分が被災された方々に何も出来ないことに無力感を感じていました。それと同時に、医師と共に懸命な救命活動を行っている姿、避難所にて医療の提供、精神的ケアや生活支援を行っている姿に憧れを抱きました。当時から持つ「自分も誰かの役に立てる人間になりたい。人の痛みに寄り添える人間になりたい。」という想いは今も変わっていません。

どんな看護師になりたいですか?

患者さんの治療の過程を共に歩んでいける看護師になりたいです。患者さんの治療の過程は点ではなく、点と点を結んだ線として見ることが大切であると考えています。患者さんが治療を行っている一場面を、これまでの人生やこれからの人生を考えながら接することで、ケアの繋がりが見えてくるのではないかと感じています。点と点を結ぶように、持続的なケアを行い、患者さんの治療の過程に寄り添える看護力を身につけていきたいです。

学生生活は楽しいですか?どんなことが楽しいですか。?

ずっと憧れてきた看護の世界に入ることができているので、学生生活の全てが楽しいです!1年生の頃は1年間オンライン授業だったため、2年になり対面で授業できること、毎日友達と会えること、当たり前の学生生活が送れていることに喜びを実感しています。

学校の勉強や実習はどうですか?

学校の勉強は、難しいことも多いですが、「今やっている勉強が今後自分の将来に必ず役に立つ!」と考えているため、前向きな姿勢で取り組むことができます。クラスメイトと一緒に話し合って課題に取り組むことも多いので、違った視点から課題を考える事ができ、良い刺激になります。また、先生方は講義の最後に必ず、講義内容に関する質問を受け付ける時間を設けてくださっています。学生の疑問を一緒に考え、共有していただけるため、疑問を持ち越さない環境作りをしていただいています。

学業以外で打ち込んでいることを教えてください。

地域協働研究会COCOSという学生団体に所属しています。この団体は学生が主体となり、地域の方々と抱える課題を話し合い、共に解決を目指すことで地域を盛り上げよう!という団体です。実際に、地域の方々とお話しさせていただく機会が多く、学校の勉強では得られない新たな考えや視点を得ることができています。コミュニケーションを中心に様々な課題にみんなで取り組む姿勢は、看護の世界でも通ずるものを感じています。この活動を通じて、尊敬できる多くの先輩方や同士と出会えたことは私にとって大きな財産となっています。

これから看護職を目指す方へのメッセージをお願いします。

私は学生の身であり大それたことは言えませんが、事実として実習で接した看護職の皆さんは人間としても尊敬できる方々ばかりでした。尊敬できる人が近くにいる環境は自分の成長に繋がるとても良い環境であると思います。私も看護職を目指す一員として、皆さんと一緒に学んでいけたら嬉しいです。

現在の学校を選んだ理由等、学校のPR

富山県立大学は工学部との看工連携授業が特色です。工学から学ぶ先端医療技術やロボット活用の技術面の知識など、看護の勉強では学ぶことのできないことを学び、新たな視点を取り入れることができます。多職種連携が重要視される中で、多様な視点を持てる機会に恵まれていると思います。